駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界(南海トラフ)を震源域として、概ね100から150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。
海側のプレート(フィリピン海プレート)が陸側のプレート(太平洋プレート)の下に沈み込んでいます。(図1)
陸側のプレートを引きずり込み、境界部分にひずみが蓄積されます。(図2)
そのひずみが元に戻るように跳ね上がることで、地震が発生します。(図3)
これらが繰り返されるため、南海トラフは繰り返し発生するといわれています。

南海トラフ地震とはの画像1

図1

南海トラフ地震とはの画像2

図2

南海トラフ地震とはの画像3

図3

過去には、南海トラフの東側を震源とする大規模地震が発生した後、約32時間後や約2年後に、西側でも大規模地震が発生した事例が知られています。
また、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)および昭和南海地震(1946年))が発生してから時間が経過しているため、南海トラフを震源域とする大規模地震の発生が懸念されています。

予想される被害

政府の中央防災会議の被害想定によると、南海トラフ地震が発生した場合、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波が想定されています。
大治町に関しては、愛知県が平成26年3月に公表した被害想定によると、一部地域で震度7となる可能性があり、液状化の影響により約16haの浸水被害が想定されています。
なお、愛知県が平成26年11月に公表した津波浸水想定に基づき、令和元年7月30日に愛知県の津波災害警戒区域が指定されましたが、大治町に該当区域はありません。

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