愛知県大治町の特産&伝統野菜を知ろう 大治町は、豊かな水と肥沃な土壌に恵まれた土地が広がっています。農業をささえる人たちにより、地域特性を生かした多様な農作物の生産が行われています。このコーナーでは、みなさんにぜひ知っていただきたい大治町の特産・伝統野菜を紹介します。
かぶとまい 赤しそ ほうれんそう
モロヘイヤ 愛知縮緬カボチャ

かぶとまい

名前の由来

栽培の歴史 この地方は、蜂須賀小六や福島正則といった戦国武将を多数輩出していることから、武将の兜をイメージしたもの。
一般公募により、たくさんのアイデアの中から命名されました。
 

栽培の歴史

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海部東地域でとれる美味しいお米の認知度を上げ、普及拡大させるために、平成8年からJA海部東のプライベートブランドとして立ち上げ、農協の栽培指針に則した栽培をしています。

 

主な栽培地区

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特徴

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品種は、愛知県が育成した「あいちのかおり」です。この品種は、香るように芳醇な味という意味から品種名がつけらており、粒の大きさは大粒でやや長形、粘りは控えめであっさりした食感が特徴です。学校給食にも提供されています。

 

赤しそ

いわれ

紫蘇(しそ)の名前の由来は、食中毒で死に瀕している少年に紫蘇の葉をせんじて飲ませたところ命が蘇ったので、人を蘇らす紫の葉から紫蘇という名前がついたといわれています。

 

栽培の歴史

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大治町では、戦後間もないごろにはすでに栽培が始まっていたようです。
当初は名古屋への出荷が中心でしたが、関西方面からの注文も入るようになり、ますます生産が盛んになりました。
愛知県内有数の生産地で、大治町の特産品となっており、平成23年には、赤しその妖精「はるちゃん」という町のマスコットキャラクターも誕生しました。
町内の商店では、「はるちゃん」を用いた商品も販売されています。

 

主な栽培地区

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特徴

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大治町の赤しそは、縮れと色が濃い点で見た目がよいと評判です。出荷時期の6月ごろには、毎年庄内川の河川敷一面が赤紫色に染まります。旬は6月。

 

ほうれんそう

いわれ

ほうれんそうの「ほうれん」は中国語でペルシャを意味し、西アジア、ペルシャ地方で最初に栽培されたのではないかと考えられています。日本には、17世紀ごろ中国から伝わってきました。

 

栽培の歴史

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明治中期から栽培が始まり、明治末期には尾張平野の木曽川沖積畑地を中心に、大治町、あま市などで産地が形成されました。近年では輸送網が充実し、近隣産地とともに発展してきました。
名古屋市という大消費地に隣接している恵まれた立地から栽培が盛んになりました。また、平成16年に結成された「大治町地産地消学校給食会」により、学校給食への定期的な提供も始まり、地産地消の取り組み等に活用されています。

 

主な栽培地区

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特徴

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露地栽培が中心で、濃緑で葉肉も厚く旬の味覚が味わえます。ビタミンA、Cを始め鉄分やカルシウムが多く含まれる緑黄色野菜です。旬は10月?4月。

 

モロヘイヤ

いわれ

古くからエジプトを中心とする東地中海地方で好まれて食べられており、クレオパトラも好んで食べていたとの話もあります。重病を患ったエジプト王がモロヘイヤのスープを飲んで回復したという故事があり、「王様の野菜」を意味するアラビア語「ムルキーヤ」が語源となっています。

 

栽培の歴史

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日本では1980年ごろより栽培が始まった新しい作物で、大治町では平成に入ったごろから栽培が始まりました。比較的手軽に出荷できることから栽培が広がり、今では大治町を代表する野菜のひとつになりました。

 

主な栽培地区

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特徴

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葉の部分を食べる1年草の野菜で、耐乾性が強く高温多湿を好みます。葉を刻むとオクラやとろろに似たぬめりが出てくるのが特徴です。
カルシウム、ビタミン、カロチン等を多量に含み、健康野菜としても注目されています。旬は6月?10月。

 

愛知縮緬カボチャ

いわれ

明治から大正時代の記録にある海部郡大治村砂子で栽培されていた砂子南瓜(すなごかぼちゃ)を改良して、栽培されるようになりました。 果実が大きくなると、表面に小さなこぶがちりめん状にできることから、「縮緬(ちりめん)南瓜」と呼ばれています。

 

栽培の歴史

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栽培に当たっては、春先の寒さに弱いことから、麦畑の麦と麦の間で栽培するなどの工夫をしていたそうです。最盛期には、砂子かぼちゃ組合が組織されて、名古屋の市場に昭和45年ごろまで出荷され、県内の料亭で利用されたり、青果店で販売されていました。近年は甘味の強い西洋かぼちゃが好まれるようになり、栽培面積はわずかとなっています。

※令和6年1月1日現在、大治町での生産は確認されておりません。

 

主な栽培地区

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特徴

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旬は6?7月。果実は、大きく扁平で表面に小じわが多くあり、大きいものは直径30cm程度、重さも5kgにもなります。果肉は、表面近くが緑色、中心は濃黄色でねっとりしており、あっさりした上品な甘さが特徴。果皮は固いですが、皮も料理には珍重されています。

 

このコーナーは、大治町の特産・伝統野菜を広くみなさんに知っていただくことを目的とし、海部東部地区農業改良推進協議会監修のもと作成・編集を行っています。

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