下水道について
下水道のしくみ
下水管のしくみ
大治町の下水道人口普及率は26.1%(令和5年度末実績)です。しかし、そのしくみは意外と知られていません。下水道のしくみを探ってみましょう。

まず、家庭や事業場などから流した汚水は宅地内の排水管を通って公共下水道に排出されます。宅地内の排水管やますを総称して「排水設備」といいます。
下水を集める方式
下水を集める方法には、汚水と雨水とを同じ管で流し下水処理場へ送る「合流式」と、汚水と雨水を分けて処理する「分流式」とがあります。分流式では汚水は排水設備から道路の下にある汚水管きょを経て下水処理場へ、雨水はみぞや雨水管きょを経て、川や海へ送られます。
また、大治町の管きょの総延長は36キロメートル(令和5年度末実績)です。町では、道路内に埋設された管きょやマンホールの状況をコンピューターに入力し、下水道台帳システムとして効率的な維持管理・工事計画に役立てています。下水道台帳システムははるちずよりご覧いただけます。
下水処理場のしくみ
排水設備から汚水管きょを通った汚水は、下水処理場へと運ばれます。

※画像をクリックすると画像が別ウインドウで表示されます。
沈砂池
大きなごみ、砂、木切れなどを、ここで取り除きます。
最初沈殿池
沈砂池を通った水は、この大きな水槽に入れて、ゆっくり流します。すると小さなごみや汚泥が沈みます。これで水はかなりきれいになります。
反応タンク
さらに水をきれいにするため、この水槽の底から空気をふきこみます。すると、水の中にいる微生物の働きが活発になって、水中の汚れをさかんに食べ、それが集ってかたまりになり、底に沈みやすくなります。
最終沈殿池
生物反応槽から送られた水を、この水槽に入れてゆっくり流すと、かたまり(汚泥)が底に沈み、水はすっかりきれいになります。
消毒設備
きれいになった水を塩素消毒して、川や海へ放流できるようにします。
大治町公共下水道計画
大治町の公共下水道は、平成15年に事業着手し、約50年間で都市計画決定区域611haの整備を目標に事業を進めています。
当初決定
平成15年度から平成21年度までの7年間を事業認可期間、97haを事業認可区域として整備します。
事業認可期間 |
平成15年度から平成21年度 |
事業認可区域 |
97ha |
第1回変更
事業認可期間を4年間延伸し、平成25年度までを事業認可期間として整備します。
事業認可期間 |
平成15年度から平成25年度 |
事業認可区域 |
97ha |
第2回変更
事業計画期間を5年間延伸し、平成30年度までを事業計画期間として整備します。
事業計画期間 |
平成15年度から平成30年度 |
事業計画区域 |
97ha |
第3回変更
事業計画区域を拡大し、平成30年度までを事業認可区域として整備します。
事業計画期間 |
平成15年度から平成30年度 |
事業計画区域 |
123ha |
第4回変更
事業計画区域を拡大し、平成35年度までを事業認可区域として整備します。
事業計画期間 |
平成15年度から平成35年度 |
事業計画区域 |
137ha |
第5回変更
事業計画区域を拡大し、令和7年度までを事業認可区域として整備します。
事業計画期間 |
平成15年度から令和7年度 |
事業計画区域 |
159ha
|
下水道が使えるようになるまで
下水道が使えるようになるまでの順序
1段階 |
事業計画周知(広報・告示板等) |
2段階 |
調査・測量・設計 |
3段階 |
工事説明(戸別訪問) |
4段階 |
工事の実施(公共汚水ます設置) |
5段階 |
供用開始告示 |
6段階 |
供用開始 |
7段階 |
排水設備工事 |
8段階 |
下水道の使用開始 |
工事は年度ごとに区域を定め、段階的に施工していきますが、その際には戸別訪問等を実施し、住民のみなさんに工事施工についてお知らせするとともに、「公共汚水ます等設置申請書」の提出をお願いしますので、ご理解とご協力をお願いします。